フジテレビ系列の名物バラエティが生み出した伝説の企画「ババ抜き最弱王決定戦」。トランプゲームの定番であるババ抜きをただ行うだけにもかかわらず、日本を代表するトップスターたちがプライドを懸けて悶絶し、幾度となくお茶の間を爆笑の渦に巻き込んできました。誰の手元にジョーカーが渡り、誰が屈辱の称号を背負うのか――その一瞬の心理戦に、日本中が固唾をのんで見守り続けています。
かつての『VS嵐』内の「BABA嵐」に端を発し、『VS魂』の「BABA魂」、そして独立した特番や『BABA抜き部』へと形を変えながら受け継がれてきたこの戦い。2026年の現在に至るまで、数々のスターが「不名誉な王座」に就いてきました。本稿では、歴代の全対戦記録から語り継がれる伝説の神回、そして最多敗北記録を持つ相葉雅紀の劇的なドラマまで、その全貌を徹底的に解き明かします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 歴代最多記録:相葉雅紀が通算6度の最弱王に君臨し、屈辱の「白スーツ」をトレードマークにした絶対的アイコン。
- 波乱を生むギミック:戦況を狂わせる「シャッフルボタン」と、大女優・仲間由紀恵の3連覇など数々の奇跡的なドラマ。
- 最新トレンド:『VS嵐』から『BABA魂』『BABA抜き部』へと受け継がれ、2026年現在も豪華芸能人が恐怖する究極の心理エンタメ。
【歴代一覧】ババ抜き最弱王の全記録!BABA嵐から最新回までの栄枯盛衰
2012年の第1回開催以来、数え切れないほどの名勝負が繰り広げられてきました。歴代の最弱王たちを振り返ると、錚々たる顔ぶれが並んでいることに驚かされます。まずは、これまでの公式戦における歴代最弱王の結果一覧を確認してみましょう。
| 開催時期 / 回数 | 番組・企画枠 | 最弱王(敗者) |
|---|---|---|
| 第1回(2012年) | VS嵐(もう一つの正月SP) | 大野智 |
| 第2回(2013年冬) | VS嵐 新春SP | 山崎弘也(アンタッチャブル) |
| 第3回(2013年春) | VS嵐 春の嵐祭り | 塚地武雅(ドランクドラゴン) |
| 第4回(2014年冬) | VS嵐 新春SP | 相葉雅紀 |
| 第5回(2014年夏) | VS嵐 2時間SP | 相葉雅紀(2連覇) |
| 第6回(2015年冬) | VS嵐 新春SP | 相葉雅紀(3連覇) |
| 第7回(2015年夏) | VS嵐 2時間SP | 長瀬智也 |
| 第8回(2016年冬) | VS嵐 新春SP | 相葉雅紀(返り咲き) |
| 第9回(2016年夏) | VS嵐 2時間SP | 田村淳(ロンドンブーツ1号2号) |
| 第10回(2016年秋) | VS嵐 秋の2時間SP | 相葉雅紀(通算5回目) |
| 第11回(2017年冬) | VS嵐 新春SP | 横山裕(SUPER EIGHT) |
| 第12回(2017年春) | VS嵐 2時間SP | 上田竜也(KAT-TUN) |
| 第13回(2017年夏) | VS嵐 夏の2時間SP | 市村正親 |
| 第14回(2018年冬) | VS嵐 新春SP | 坂口健太郎 |
| 第15回(2018年春) | VS嵐 2時間SP | 北村一輝 |
| 第16回(2019年冬) | VS嵐 新春SP | 相葉雅紀(通算6回目) |
| 第17回(2019年夏) | VS嵐 2020SP | 仲間由紀恵 |
| 第18回(2020年冬) | VS嵐 新春SP | 仲間由紀恵(2連覇) |
| 第19回(2020年秋) | VS嵐 3時間SP | 仲間由紀恵(3連覇) |
| 第20回(2020年秋) | VS嵐 特番 | 波瑠 |
| 第21回(2020年冬) | VS嵐 最終回4時間生放送SP | 吉沢亮 |
| BABA魂(2022年冬) | VS魂 新春SP | 設楽統(バナナマン) |
| BABA魂(2023年冬) | VS魂 新春SP | バカリズム |
| BABA魂(2023年夏) | VS魂 超豪華夏の祭典SP | 葵わかな |
| BABA抜き部(2024年冬) | 木7◎×部 新春SP | 森田哲矢(さらば青春の光) |
| 特番(2024年夏) | BABA抜き最弱王決定戦 2024夏 | 山田涼介 |
| 特番(2025年冬〜最新) | BABA抜き最弱王決定戦 各特番 | 杉野遥亮 ほか新世代の実力派たち |
こうして一覧を眺めると、お笑い芸人から日本アカデミー賞俳優まで、ジャンルを問わず錚々たるスターが名を連ねています。どれほど知性や演技力に長けた人物であっても、ひとたびジョーカーの魔力に囚われれば逃れることはできません。
最多記録6回の衝撃!相葉雅紀が「永久不名誉王」と呼ばれた決定的理由
歴代の最弱王を語るうえで、絶対に外せない中心人物が相葉雅紀です。通算6回という最多敗北回数を記録し、もはや番組の「裏の主役」として君臨しました。
相葉がここまで負け続けた最大の理由は、その並外れた「純粋さ」にあります。ジョーカーを引いた瞬間に動揺が全身からあふれ出し、口元が緩む、あるいは視線が泳ぐといった挙動がすべてカメラに抜かれてしまうのです。心理戦を仕掛けようとしても、対戦相手には手の内が筒抜け。対戦相手の誰もが「相葉くんが引いた瞬間が分かった」と証言するほどでした。
第4回から第6回にかけて達成してしまった前人未到の3連覇は、バラエティ史に残る事件でした。胸元に金刺繍で大きく「最弱」と刻まれた白スーツを着用させられ、神社で厄払いのお祓いを受けるロケまで敢行。フジテレビ本社社屋に巨大な「最弱王・相葉雅紀」の垂れ幕が掲げられるなど、不名誉の極みとも言える扱いを受けながらも、その愛され力とお茶目さで視聴者を虜にしました。一度は王座を脱出しながらも再び舞い戻ってしまう宿命的な弱さは、まさに「バラエティの神に愛された男」の証明です。
仲間由紀恵の3連覇と木村拓哉の参戦!語り継がれる伝説の「神回」3選
長い歴史の中には、視聴率を跳ね上げ、SNSでトレンドを席巻したババ抜き神回がいくつも存在します。その中でも特に語り継ぐべき3つのエピソードを取り上げます。
1. クールビューティーの崩壊!仲間由紀恵「怒涛の3連覇」
相葉雅紀の3連覇に並ぶ衝撃を与えたのが、大女優・仲間由紀恵による3連覇です。普段は凛とした知的な美しさを持つ彼女が、ババ抜きの卓についた瞬間、運に見放され続けます。決勝戦で幾度となくジョーカーを手元に残し、信じられない表情で白スーツを着させられる姿は圧巻でした。大女優が不名誉な称号を連続で背負うという規格外のギャップは、番組史に残るハイライトとなりました。
2. 木村拓哉が見せた圧倒的な心理眼とオーラ
2020年新春SPに参戦した木村拓哉の戦いは、まさに息をのむ名勝負でした。相手の目線の動き、指先のわずかな震え、カードを引くタイミングを完全に読み切り、冷静沈着にジョーカーを回避。嵐のメンバーやゲスト陣が木村の圧倒的な眼力に呑まれて自滅していく様は、単なるカードゲームを超えた極上のサスペンス映画を観ているかのようでした。
3. 最後の1枚で自爆!伝説の「最終回生放送スペシャル」
2020年末の『VS嵐』最終回における生放送対決も見逃せません。嵐の5人に加え、歴代の猛者たちが集結した大一番。生放送という失敗の許されない極限状態の中、手に汗握るデッドヒートの末に最弱王となったのは俳優の吉沢亮でした。息が止まるような緊張感のなか、最後の最後でジョーカーを引き当てて頭を抱えた吉沢の姿は、多くのファンの記憶に焼き付いています。
勝敗を分ける悪魔のギミック「シャッフルボタン」の心理戦と裏ルール
この対決を単なる運ゲーから極上の心理戦へと昇華させた最大の功労者が、途中から導入されたシャッフルボタンです。この装置がもたらした戦略性の変化は計り知れません。
ルールは至ってシンプル。各プレイヤーの席の前にボタンが設置されており、これを押すと全員の手札が隣のプレイヤーへと強制的に回されます。使用できるのは各自1回限り。手元にジョーカーを抱えて絶体絶命のプレイヤーが、起死回生を狙ってボタンを押すのが基本戦術です。
しかし、このボタンこそが数々の悲劇を生み出してきました。 「相手がボタンを押すだろう」と読んであえてジョーカーを保持した結果、押されずにそのまま負けが確定したり、シャッフルした結果として一周回って再び自分の手元にジョーカーが戻ってくる「自爆」が頻発したのです。ボタンを押すか否かの駆け引きが生む沈黙と疑心暗鬼。これこそが、数多のスターの冷静さを奪い去っていった悪魔の仕掛けでした。
『VS嵐』から『BABA魂』『BABA抜き部』へ!受け継がれる白スーツの伝統
2020年末に『VS嵐』が幕を下ろした後も、この人気企画の火が消えることはありませんでした。『VS魂』における「BABA魂」、そして相葉雅紀が部長を務めた『BABA抜き部』、さらにはフジテレビの大型改編期を彩る特別番組へとプラットフォームを移しながら、脈々と受け継がれています。
演出やスタジオセットが洗練され、令和の新たなスターたちが次々と参戦するようになっても、変わらないものがあります。それは、敗者に課される「白スーツ」の重みです。どんなに普段スマートでスタイリッシュな俳優やアイドルであっても、最弱王の白スーツに袖を通した瞬間、会場の全員から温かい嘲笑と拍手を浴びるという構図は、もはや日本のテレビカルチャーにおけるひとつの様式美となりました。2026年を迎えた現在も、その格式と屈辱感は色あせることなく視聴者を惹きつけています。
【ババ抜き最弱王】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:歴代で最も多く最弱王になった人物は誰ですか?
A1:嵐の相葉雅紀です。通算6回の最弱王に輝いており、3連覇も達成しています。番組内で着用する「最弱白スーツ」を完全に自分のものにしてしまった唯一無二の存在です。女性では仲間由紀恵の通算3回(3連覇)が最多記録となっています。
Q2:負けた人が着る「白スーツ」にはどんな秘密があるのですか?
A2:胸元に金色で「最弱」の文字が刺繍されている特注品です。最弱王となった人物は次回の大会までその称号を保持し、次回大会のオープニングではこの白スーツを着て登場しなければなりません。過去には神社で厄払いを受けさせられたり、フジテレビの球体展望室や壁面にその姿が巨大パネルで晒されるなど、徹底した屈辱の演出が施されてきました。
Q3:シャッフルボタンはいつ押すのが最も効果的ですか?
A3:確率的には「手札が2〜3枚で、その中にジョーカーがある時」に押すのが定石です。しかし、他プレイヤーがシャッフル返しを狙っていたり、手札の枚数が揃っていない場合は思わぬ形でジョーカーが循環して手元に戻ってくるリスクがあります。過去のデータを見ても、ボタンを押して自滅したプレイヤーは少なくありません。
まとめ:勝負の神様が愛する「愛すべき敗者たち」のドラマ
トランプゲームの基本形であり、誰もがルールを知っているババ抜き。だからこそ、心理の揺らぎや表情の些細な変化がダイレクトに伝わり、見る者の心を揺さぶります。どれほどキャリアを重ねた大御所であっても、1枚のジョーカーに翻弄され、情けない顔を見せてしまう――その無防備な人間味こそが、この企画が10年以上にわたって熱狂的に支持されている真の理由です。
栄光の勝者を称える番組は数多くあれど、最もみじめな敗者をこれほど温かく、ドラマチックに称えるエンターテインメントは他にありません。次にあの屈辱の白スーツに袖を通し、勝負の神様に愛されてしまうのは一体誰なのか。これからも繰り広げられるスターたちの真剣勝負から、目が離せそうにありません。 (出典: ババ 抜き 最 弱 王(Yahoo!ニュース))